三国志と日本戦国時代の人物紹介ブログです。三国志の全登場人物を1日1人以上紹介中。リニューアル中のページは見られない場合があります
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鬼小島弥太郎(おにこじま・やたろう)
越後の人(??~??)
上杉家。本名は小島貞興(こじま・さだおき)。
鬼神のような勇猛ぶりから鬼小島の異名を取った。しかし上杉家の記録にしか名前が見えず架空の人物と考えられる。
幼少の頃から上杉謙信に仕えた。謙信が上洛した際、将軍・足利義輝(あしかが・よしてる)が豪傑で知られる謙信を試そうと、大猿をけしかけると、即座に弥太郎が殴り殺してしまった。
また武田信玄のもとへ使いした時、信玄は評判の鬼小島の胆力を試そうと猛犬をけしかけた。犬は弥太郎に噛み付いたが、彼は平然とそのまま使者の務めを果たすと、片手間に犬を叩き殺して去っていったという。
さらに武田軍と戦った時、弥太郎は猛将・山県昌景(やまがた・まさかげ)と一騎打ちした。
だがそのさなかに信玄の子・武田義信(たけだ・よしのぶ)が窮地に陥るのを見ると、昌景は「主君の御曹司を救うため勝負を預けたい」と願い出た。弥太郎は快諾して槍を引いたため、昌景は「花も実もある勇士」と彼を讃えた。
小島弥太郎戦死の地として新潟県長岡市の天神山に石碑が建つが、その没年は1547年説、1560年説、1582年説と諸説あり、討ち取った相手も無名の兄弟から柴田勝家まで幅広い。