三国志と日本戦国時代の人物紹介ブログです。三国志の全登場人物を1日1人以上紹介中。リニューアル中のページは見られない場合があります
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風魔一党は後北条家の初代・北条早雲(ほうじょう・そううん)の時代から仕え、頭領は小太郎の名を受け継いできた。
中でも著名なのは五代目・風魔小太郎で「身長7尺2寸(2m16cm)、筋骨隆々で、眼も口も大きく黒ひげが逆立ち、四つの牙が生え、頭は福禄寿のように長く鼻も高い」という異様な姿を伝えられている。
1580年、武田勝頼(たけだ・かつより)との戦いで、闇夜に紛れて後方撹乱し多大な戦果を挙げた。
しかし1590年、北条家が滅亡すると風魔一党は江戸近辺を荒らしまわる盗賊に成り下がった。
そして1603年、小太郎はやはり武田家の忍者から盗賊になっていた高坂甚内(こうさか・じんない)の密告により捕えられ、処刑されたという。
だが風魔一党の名は『北条五代記』にしか見当たらず、著者の創作の可能性もあるが、風間出羽守(ふうま・でわのかみ)なる人物が北条家の文書にたびたび現れ、警備や諜報を担当し、忍者であるとも言われており、彼が風魔小太郎のモデル、あるいは同一人物と見られる。