三国志と日本戦国時代の人物紹介ブログです。三国志の全登場人物を1日1人以上紹介中。リニューアル中のページは見られない場合があります
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綾御前(あやごぜん)
越後の人(1524~1609?)
上杉謙信の姉。法名の仙洞院(せんとういん)でも著名。
長尾政景(ながお・まさかげ)に嫁ぎ、後に謙信の跡を継ぐ上杉景勝(うえすぎ・かげかつ)を産んだ。
14歳の頃に嫁ぎ、2男2女に恵まれた。長男は早逝したが次男の景勝は後に上杉家の家督を継ぎ、長女はその景勝と家督争いの末に敗死した上杉景虎(かげとら)に嫁いでいる。
1564年、夫の政景が溺死すると(上杉家の軍師・宇佐美定満(うさみ・さだみつ)による心中とささやかれる)謙信に庇護された。
謙信死後の1578年、景勝と景虎の間で家督争いが起こると、綾御前は娘婿の景虎に味方しともに籠城したが、景勝方に敗れて娘と景虎は自害し、その子らは殺害された。
景勝の片腕として策謀を凝らし勝利に貢献した直江兼続は、皮肉にも綾御前が景勝に推挙したと伝わる。
その後は景勝の庇護を受け、関ヶ原の戦い後に転封された後も付き従い、1609年に没した。享年は86か82とされる。