三国志と日本戦国時代の人物紹介ブログです。三国志の全登場人物を1日1人以上紹介中。リニューアル中のページは見られない場合があります
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鵜飼孫六（うかい・まごろく）
甲賀の人（？？～？？）
甲賀忍者。
1560年、桶狭間の戦いで今川義元が戦死すると、その機に乗じ徳川家康は旧領の回復に動いた。
鵜殿長持（うどの・ながもち）の守る上ノ郷城に迫ると、甲賀に協力を要請し、駆けつけた孫六は甲賀忍者200人を率いて潜入し、城内を撹乱させたため家康は無事に城を陥落させた。
200人は潜入という規模ではないし、鵜殿長持は1557年に没している記録が残されていたりと、創作臭の強い逸話である。
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伴長信（ばん・ながのぶ）
甲賀の人（？？～1582）
甲賀忍者。姓は「とも」と読むことも。
甲賀五十三家の中でも有力者で、六角家や織田信長に仕えた。
1582年、本能寺の変で信長とともに討たれたとされる。
小説「真田太平記」で真田十勇士の敵役として登場するため著名。
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新堂ノ小太郎（しんどうのこたろう）
伊賀の人（？？～？？）
伊賀忍者11傑に数えられる。新堂は出身地で姓は金藤だという。
機転と変装術に長け、敵に追われた時、井戸に石を投げ入れ、落下したと勘違いさせその隙に逃げたり、病人に扮して城に潜入したという。
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神戸ノ小南（かんべのこなん）
伊賀の人（？？～？？）
伊賀忍者11傑に数えられる。
ほとんど記録が残っていないが南伊賀で唯一の忍者で、身分は下忍だったという。
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高羽左兵衛（たかば・さへえ）
伊賀の人（？？～？？）
伊賀忍者。
伊賀忍者を統率した「伊賀三大上忍」の一人・藤林長門（ふじばやし・ながと）に仕えた。
後に長門の子孫が著した忍術書の中で、伊賀忍者11傑の一人に挙げられる。
伊賀上野に住むことから上野ノ左（うえののひだり）と呼ばれた。
変装術の名人で知られ、誰一人として彼の素顔を知らなかったと伝わる。
史料は極めて少なく確かな事績は何一つとして伝わっていないが、それゆえに創作者の想像力をかき立てるものがあるのか、忍者小説の主人公とされることもある。
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百地丹波（ももち・たんば）
伊賀の人（1512～1581？）
伊賀忍術の祖と呼ばれ、国際スパイ博物館でも忍者の祖、ひいてはスパイそのものの元祖として紹介されるなど世界的にも高名な忍者である。
長く百地三太夫（さんだゆう）の別名で知られたが近年の研究では別人で、三太夫は丹波の孫とも言われる。
服部半蔵、藤林長門（ふじばやし・ながと）と並ぶ「伊賀三大上忍」の一人で伊賀忍者を統率した。
1579年、織田信雄（おだ・のぶかつ）が伊賀を攻めると、信雄の拙攻もありそれをさんざんに打ち破った。
伊賀忍者の実力に脅威を覚えた織田信長は1581年、自ら5万の大軍を率いて伊賀を攻め、百地丹波もそれに敗れ討ち死にした。
以来、百地一族は「ももち」の「ち」が「血」に通じるとして忌み「ももじ」と読みを改め、現在も末裔は「ももじ」を名乗っている。
余談だが大泥棒・石川五右衛門は百地丹波の弟子だったという説があるが、五右衛門に妻を寝取られ、そのうえ愛妾を殺されるというさんざんな師弟関係である。
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唐沢玄蕃（からさわ・げんば）
信濃の人（？？～？？）
武田家、後に真田家に仕えた忍者。
幼名を於猿（おさる）といったように大変身軽で、垂直跳びで六尺（1.8メートル）跳び、12メートルの高さから音もなく着地できたことから「飛び六法」の異名をとった。また火薬の扱いに長け、多くの城を焼き討ちしたという。
武田家に仕えた父が戦死すると家督を継ぎ、同じく真田家の忍者・割田重勝（わりた・しげかつ）の娘をめとった。
長篠の戦いや小田原征伐にも参戦し、関ヶ原の戦いで真田家が改易されると、徳川家の家臣となっていた真田信之に仕えた。
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鷲塚佐太夫（わしづか・さだゆう）
信濃の人（？？～？？）
信濃の忍者。
はじめは森長可（もり・ながよし）に仕えた。
だが小牧・長久手の戦いで長可が戦死してしまい、信濃に帰ると当地を治めていた真田家に仕えた。
その後の事績は伝わっていない。
創作で真田十勇士の猿飛佐助（さるとび・さすけ）の父に設定され著名である。
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加藤段蔵（かとう・だんぞう）
常陸の人（1503？～1569）
武田家に仕えた忍者。常人離れした身軽さと幻術で「飛び加藤」の異名をとった。
はじめ上杉家への仕官を望んだ段蔵は、越後に赴くと人々を集め、牛を丸呑みする幻を見せた。
木の上から見ていたある男が幻術を見破ると、段蔵は種を取り出し地面に植え、あっという間に花を咲かせた。そしてその茎を切断すると、首を斬られた男の死体が木の上から落ちてきた。
評判を聞いた上杉謙信は段蔵を招くと、腕試しのため重臣の屋敷に忍び込み刀を盗んでくるよう命じた。
段蔵はあっさり刀を手に入れると、ついでに屋敷にいた少女も誘拐し、謙信に差し出した。
だがかえって謙信はその並外れた忍術を警戒してしまい、暗殺を命じたため、段蔵は武田信玄に身を寄せた。
武田家で段蔵は活躍したが、信玄もまた警戒を深め、あるいは上杉家や織田家から密命を帯びた刺客と疑い、ついに馬場信春（ばば・のぶはる）に命じて（土屋昌次（つちや・まさつぐ）説もある）厠に入っていたところを襲わせ、殺してしまった。
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禰津信政（ねづ・のぶまさ）
信濃の人？（？？～？？）
真田家に仕えた忍者。
もとは鷹匠だったが甲賀忍術を極め「禰津流くノ一」を組織した。
伯父の禰津政直（まさなお）は武田信玄に仕え、妹を側室に送り一門衆に名を連ねた。
武田家が滅亡すると徳川家康に仕え上野に5千石を得た。没すると嫡子がすでに戦死していたため信政が跡を継ぎ、後に5千石を加増されて忍者ながら大名となった。
だが信政が亡くなり、その子も若くして没すると継嗣がなく断絶した。
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