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夢想大蛇

三国志と日本戦国時代の人物紹介ブログです

三国列伝―魏・温恢  遺産を捨てた男



温恢(おんかい)字は曼基(まんき)
并州太原郡祁県の人(181?~225?)

魏の臣。家は裕福だったが15歳の時に父を亡くすと、乱世の折に財産を持っていてもしかたないと、遺産を全て親族に分け与えた。
それをかえって評価され孝廉に推挙されると、地方官を歴任しやがて曹操の目に止まり都へ上った。

208年、揚州を治めていた劉馥(りゅうふく)が没すると、その後任として揚州刺史になった。
温恢は呉軍が盛んに攻め寄せる揚州・合肥方面よりも、むしろ関羽がいる荊州方面を警戒すべきと兗州刺史の裴潜(はいせん)に語っていた。
そして曹仁が関羽の攻撃を受け樊城に孤立すると、裴潜は援軍に赴くよう命じられたが、温恢は「すぐに樊城ではなく襄陽に向かうよう指令が出るはずだ」と忠告した。裴潜はそれに従い軽騎兵を率いたため、温恢の予想通り襄陽への進撃命令が出るとすぐに転進でき、面目を保った。

220年、曹丕の代になると再び中央に召還されたが、数年後には涼州刺史に転任し、間もなく病を得て45歳で没した。

「演義」はもちろんほとんどの創作に登場することはなかったが「蒼天航路」で特徴的な丸顔とともにようやく活躍が描かれた。

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