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夢想大蛇

三国志と日本戦国時代の人物紹介ブログです

三国列伝―魏・徳陽郷主  夏侯尚の不憫な妻



徳陽郷主(とくよう・ごうしゅ)
出身地不明(??~??)

夏侯尚(かこうしょう)の妻。曹真(そうしん)の妹。本名は不明。
夫が側室ばかり可愛がり自分をないがしろにしているのに腹を立て、曹丕に泣きついた。曹丕は曹真と兄弟同然に育っており、激怒してその側室を殺した。
夏侯尚は悲しみのあまり錯乱し、側室の遺体を墓から掘り起こしたりと奇行を見せた。曹丕ははじめこそ「かつて杜襲(としゅう)が夏侯尚は私の友人に相応しくないと言ったがその通りであった」とますます怒りを深めたが、実際に会ってその憔悴ぶりを目にすると大いに悔やみ、元通り厚遇した。
曹丕は夏侯尚を見舞ってはその手を握り涙したが、側室の死から一年後に夏侯尚は没した。

徳陽のその後は不明だが、息子の夏侯玄(かこうげん)は専横をきわめた司馬師(しばし)の暗殺を企むも露見して処刑され、娘の夏侯徽(かこうき)はその司馬師に嫁ぐが、彼ら一族の野心を見抜いたために疎まれ、夏侯玄よりも先に毒殺された。
曹真の子の曹爽(そうそう)らも一時は権勢をふるったがやはり司馬懿によって粛清されており、曹真の血脈は多くが司馬氏との暗闘に敗れて絶えていったと言える。

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