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夢想大蛇

三国志と日本戦国時代の人物紹介ブログです

三国列伝―魏・孫資  ただものではない腰巾着



孫資(そんし)字は彦龍(げんりゅう)
并州太原郡の人(??~251)

魏の臣。幼い頃に彼に会った王允(おういん)は一目で才能を見抜いたという。
長じると曹操に招聘されたが、ちょうど親代わりに育ててくれた兄の仇討ちを果たしたところだったので、罪に問われるのを恐れ逃亡した。
友人の賈逵(かき)に勧められようやく仕官し、荀彧(じゅんいく)にも認められたが、やがて官を辞して野に下った。

その後、再仕官すると劉放(りゅうほう)とともに曹丕のもとで頭角を現した。
曹叡(そうえい)の代になるとさらに重用された。公孫淵(こうそんえん)が反乱すると司馬懿の参謀として討伐に赴き、無事に平定した。

曹叡は臨終の床で一族の曹宇(そうう)を大将軍とし、曹爽(そうそう)、曹肇(そうちょう)、秦朗(しんろう)、夏侯献(かこうけん)、孫資、劉放らに跡継ぎでまだ8歳の曹芳(そうほう)を補佐させようとした。
だが曹肇、夏侯献らは孫資と対立していたため、孫資は司馬懿と曹爽を推薦し、曹宇、夏侯献、曹肇、秦朗らをまとめて罷免させた。

その後も昇進を重ね、曹爽が失脚し取り巻きとともに処刑された時も、気配を察知したのか前年に官を辞していたため難を逃れた。
そして司馬懿が実権を握るとすかさず表舞台に舞い戻り、最終的には驃騎将軍にまで上り詰めた。

その人物像は要約すると「皇帝の腰巾着」に過ぎないが、卓越した嗅覚で危機を未然に回避し、魑魅魍魎がうごめく都で歴代の皇帝から頼りにされ続けた孫資は、やはり一代の傑物であろう。

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