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夢想大蛇

三国志と日本戦国時代の人物紹介ブログです

三国志列伝――蜀・張嶷  侍



張嶷(ちょうぎょく)字は伯岐(はくき)
巴郡南允国の人(?~255)
「演義」では張疑と書かれ、本来の読みも「ちょうぎ」だが、字は「正史」読みは「演義」に合わせた。

~経歴~
県の役人をしていたころ、山賊たちに襲われ、県長は家族を捨てて逃亡した。
張嶷は県長夫人を背負って脱出し、勇名を知られるようになる。
異民族の平定を任されると、ある時は和睦と偽って騙し討ちしたり、またある時は利を説いて降伏させたりと、アメとムチを使い分けて巧みに異国の地を治めた。
魏狼(ぎろう)と戦ったときには、捕虜にした魏狼を解放して説得し、帰順させた。
これがモデルとなり諸葛孔明の南蛮平定記が生まれたのである。

根っからの武人の張嶷は礼儀を重んじず、気ままに振る舞ったので陰口を叩かれたが、異民族にはよく慕われた。
功績を認められ中央に召されたときには、別れを惜しむ人々が一家総出で国境まで見送りに来たという。
姜維のもとで副将となると、病を押して出陣。経験を生かして大勝利を収めるが、無理がたたって陣中で没した。
異民族は張嶷の死に涙を流し、季節ごとに彼の霊を祀った。

ある人がこんな言葉を残した。
「私は張嶷の人となりを詳しく観察したが、取り立てて優れたところはなかった。
しかしその策略や勇敢さは、いにしえの英雄たちでも、張嶷にそれほど勝っているとは言えないだろう」

「演義」では孔明においしいところを全て持って行かれたが、蜀を支えたいぶし銀の名将だった。

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