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夢想大蛇

三国志と日本戦国時代の人物紹介ブログです

三国列伝――蜀・蒋琬  蜀のいいかげん男



蒋琬(しょうえん)字は公琰(こうえん)
荊州零陵郡湘郷県の人(?~246)

~経歴~
政治面での孔明の後継者。
劉備には蜀の建国前から仕え、孔明の信頼は厚かった。
死後は政治を一手に担うが、「前任者(孔明)にまったく及ばない」と陰口をたたかれることもしばしば。
だがこの人の面白いところは、そういった陰口を意に介さず「前任者に及ばないのは確かなのだから、言わせておけばいい」と開き直ったところ。
人格者で、馬謖や楊儀の処刑をいさめるなど、善政を布いた。
魏で公孫淵(こうそんえん)が反乱を起こしたのに乗じ、水路から荊州に討って出る策を立てるも、急病で死んだ。


~逸話~
彼について面白い話を聞いたのでひとつ。
三国志マニアならなじみ深い逸話として、龐統(ほうとう)が劉備に仕えた当初、才能を知らない劉備に地方の役人にされたことをご存じだろう。
龐統は酒ばかり飲んで仕事をせず、民の不満はたまる一方。見かねた劉備は調査に行かせたところ、龐統はある日、猛然と仕事を始めるやあっという間に全てを片づけてしまい「こんな簡単な仕事、毎日やるほどのこともないから寝ていたのです」と言い、劉備は「地方に置いておくのはもったいない逸材」とすぐに重用した話である。
実はこの話、史実では蒋琬のエピソードなのだ。龐統の有能さを語る逸話として、流用されたのである。
目からウロコの話でした。


~印象~
僕のイメージではこの人、実力はすごいけどいいかげんに見せるあたり、高田純次です。

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