邢道栄(けいどうえい)字は不明
出身地不明(?~209)
劉度(りゅうど)の配下。「演義」オリジナルキャラ。
赤壁の戦い後、劉備が零陵に攻め寄せると、太守の劉度の子の劉賢(りゅうけん)は「敵には張飛・趙雲がいるがこちらには邢道栄がいる」と謎の信頼を見せ出撃させたが、一騎打ちで張飛に圧倒され撤退。さらに趙雲に出くわしあっさり降伏した。
主戦派の劉賢を捕らえてくれば許すと言われ解放されると、劉備軍を騙し討ちにしようと策を立てるが、当然見抜かれており趙雲に瞬殺された。
なお捕らえられた劉賢は「全て邢道栄が企んだこと」と罪をなすりつけ、助命された。
ただのチョイ役なのだが謎の過大評価や大斧使いというインパクトからかカルト的な人気を博している。
また「横山三国志」では普段は温厚な劉備が、捕らえられた邢道栄を見た途端に「斬れっ」と命じており、諸葛亮がとりなして邢道栄を騙すための芝居とはいえ、すさまじく劉備が芝居下手で面白い。