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夢想大蛇

三国志と日本戦国時代の人物紹介ブログです

三国志列伝――呉・韓当  長江を股にかける男



韓当(かんとう)字は義公(ぎこう)
遼西郡令支県の人(?~227)

~経歴~
呉の猛将として数々の戦に従軍し、手柄を立てつづけた。
しかし地位は決して高くなく、一武将である彼の功績はほとんどを上官に持っていかれ、出世とは無縁だった。
転機が訪れたのは孫堅が死に、代が移ってから。
新政権のもとで力を伸ばし、呉三代の重鎮として活躍した。
しかし常に第一戦で戦うことを望み、指揮は若い者に任せ自身は陣頭に立ちつづけた。
特に小説では重宝がられるキャラである。

一方、あとを継いだ息子の韓綜(かんそう)は酷薄な性質で、人望は薄かった。
孫権は韓当に免じて大目に見ていたが、馬鹿だが目端の利く彼は「いつか処罰されるかも」と内心恐れ、魏へ亡命することにした。
その計画がまた、嫌に悪知恵がきいている。
韓綜は部下に慕われていないと感じ、人望を得るために手を打った。
まず、部下に略奪を奨励したのである。喜んだ部下たちは次々と旅人や民家を襲い、私腹をこらした。
やがて評判が広まると、韓綜は部下を集めこう言った。
「先ごろ、都から処罰の知らせが届いた。このままではお前たちどころか私まで殺されてしまう。かくなる上は、魏に亡命しよう」
部下たちを共犯に巻き込み、逃げられないようにしたのである。

かくして韓綜は一族郎党をひきつれて魏に降り、将軍に取り立てられた。
その後はたびたび呉の国境で略奪を行い「父に免じて大目に見てやったばかりに」と孫権を歯がみさせた。
だが悪事はいつまでもつづかず、呉軍との戦いで討ち取られ、首を孫権の墓前に捧げられた。


~極絵師への要望~
「モリ一本でサメを殺す海の男」

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