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夢想大蛇

三国志と日本戦国時代の人物紹介ブログです。三国志の全登場人物を1日1人以上紹介中。リニューアル中のページは見られない場合があります

三国列伝―呉・王蕃  俺の酒が飲めず殺される

王蕃(おうばん)字は永元(えいげん)
揚州廬江の人(228~266)

呉の臣。
博学で天文と数学に通じた。1年を365日と145/589日、円周率を3.155と計算したという。

孫休(そんきゅう)が即位すると王蕃ら4人を抜擢し、慧眼と讃えられた。蜀に使者として渡り高評価され、帰国すると最前線の夏口の都監軍を任された。

孫皓(そんこう)の代に都に呼ばれると、佞臣の万彧(ばんいく)は王蕃が内心で自分を軽んじているだろうと思い讒言した。
孫皓も直言をはばからない王蕃を次第に憎むようになった。

266年、丁忠(ていちゅう)が晋への遣いから帰国し宴が催された時、王蕃は酔い潰れて寝てしまい、退室させられた。目覚めた王蕃は宴会場へ戻ったが全く酔った素振りを見せなかったため、俺の酒を飲みたくないから嘘をついたと思い孫皓は激怒し処刑を命じた。留平(りゅうへい)らが取りなしたが聞き入れられず殺された。
「江表伝」には山に死体を投げ捨て、配下に狼の真似をさせて食わせた。そのため王蕃の頭蓋骨は砕けたと記されるが、裴松之は時系列の矛盾を指摘しているし、人間の歯はそんなに丈夫ではない。

王蕃の遺族は広州に強制移住させられた。弟2人も声望高かったが、反乱に加わることを断ったため殺された。

陳寿は「器量が大きく博学だった。政治が乱れた時代に高官となり非業の死を遂げたのは仕方ない」と同情を寄せている。

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