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夢想大蛇

三国志と日本戦国時代の人物紹介ブログです。三国志の全登場人物を1日1人以上紹介中。リニューアル中のページは見られない場合があります

三国列伝―呉・全寄  孫覇派の中核

全寄(ぜんき)字は不明
揚州呉郡銭唐県の人(??~250?)

呉の臣。
全琮(ぜんそう)の次男。(『全琮伝』)

二宮の変では孫覇(そんは)を支持した。
陸遜は後継者争いに血道を上げる全寄を非難し、全琮へ「あなたは金日磾(※増長する息子を殺した古人)を手本とせず、それどころか全寄を擁護している。家に災いをもたらすでしょう」と手紙を送り、激怒させた。(『陸遜伝』)

全寄はもとから根性の曲がった人間で、孫和(そんか)派の顧譚(こたん)は彼を蔑視していた。
241年、芍陂の戦いで呉軍が敗走した時、顧譚の弟の顧承(こしょう)が防戦に努め、全寄の兄の全緒(ぜんしょ)らが反撃し窮地を脱した。
論功行賞では顧承らが高く評価されたため、全寄・全琮は恨みを抱き、讒言し顧譚・顧承を流刑に追いやり、ともに流刑先で没した。(『顧譚伝』)

全寄は孫覇派の中核を担い、楊竺(ようじく)とともに毎日のように孫和派を讒言した。それにより陸胤(りくいん)は投獄され、吾粲(ごさん)は処刑された。(『孫和伝』・『陸胤伝』)

結局、孫権は二宮の変に孫和の廃嫡と孫覇の自害で終止符を打った。讒言を繰り返した全寄・楊竺も誅殺された。(※「全琮伝」には自害を命じられたと記される)(『孫覇伝』・『全琮伝』)

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