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夢想大蛇

三国志と日本戦国時代の人物紹介ブログです

三国列伝――呉・凌統  夭折の名将



凌統(りょうとう)字は公績(こうせき)
呉郡余杭の人(189~217)

~経歴~
劉表(りゅうひょう)との戦いで父の凌操(りょうそう)を甘寧に殺され、15才で後を継ぐ。

ある戦で包囲作戦を行ったとき、同僚の陳勤(ちんきん)に宴会に誘われる。
ところが陳勤は傲慢で酒癖が悪く、一座の者をコケにして侮辱した。
正義感ある凌統が文句を言うと、矛先は彼や父親に向けられ、凌統は涙を流して悔しがった。
帰り道でも罵倒はつづき、とうとう堪忍袋の緒が切れた凌統は陳勤を斬り殺した。
「こうなったら死んでお詫びをしよう」と決意した凌統は、小勢を率いて敵軍に捨て身の攻撃をしかける。
しかし死にものぐるいの特攻は大成功し、その勢いで敵軍をさんざんに打ち破ってしまう。
戦後に自首した凌統を、孫権は手柄と引き替えに許した。

張遼と戦ったとき、呉は大敗し孫権は逃げだした。
しかし既に橋は落とされ、2枚の板でかろうじてつながっているだけで、慎重に渡らなくてはいけない。
凌統はおとりとなって背後に迫る敵に突撃し、孫権が逃げ切るまで、何度も引き返しては戦いつづけた。
やがて孫権が船にたどりつくと、凌統は橋がないので泳いで船に追いつき、救出された。
配下をすべて失った凌統は悲しんだが、孫権は「死者は帰ってこない。お前さえ無事ならばいいのだ」と慰めた。

若くして成功し勇猛だったが、性格はいたって温厚で慎み深く、異民族(当時は徹底的に差別されていた)にも常に礼儀を尽くした。
将来をおおいに嘱望されたが、29才の若さで病死。
孫権は食事ものどを通らないほど悲しんだ。

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