忍者ブログ

夢想大蛇

三国志と日本戦国時代の人物紹介ブログです

三国列伝―その他・管輅  当代一の占術師



管輅(かんろ)字は公明(こうめい)
冀州平原郡の人(209~256)

占術師。幼い頃から星を見るのを好み、長じると易経などを学び占術を身につけた。
実直な人柄だが素性の怪しい者とも平気で付き合ったため、友人は少なかった。
占術の腕は卓越しており、人の寿命や誕生日、周囲で犯罪が起こるとその下手人をぴたりと言い当てた。
器に物を入れ、それを隠しても中身を当てることができたともいう。

248年12月28日、魏の実権を握った曹爽(そうそう)の側近で、太祖・曹操の娘婿である何晏(かあん)に招かれた。
何晏が「鼻にハエが数十匹たかり、追い払えない夢を見た」と相談すると、管輅は「鼻は地位を、ハエはそれにたかる者を表します。高位にある者は、地位に甘え他人をあなどれば滅びるという意味です」と答えた。
周囲の者が「年寄りどもの一般論と変わらない」とあざけると、管輅は「年寄りは生死を超えたものを見ることができる。一般論の中に言葉を超えた深い意味があるのだ」と答えた。何晏は思い悩むと「年が明けたらまた会おう」と管輅を帰した。
管輅がその話を舅にすると「言葉があけすけすぎる」と責められた。しかし管輅は「死人と何を話しても恐れる必要はない」と平然としていた。
はたして年が明け10日も過ぎずに、司馬懿の反乱により曹爽一派は捕らえられ、何晏も処刑された。

255年、管輅は弟に「あなたは(権力者の)司馬昭に気に入られているから出世するでしょうね」と言われたが、「私は47か48で死ぬのだ」と首を振った。
そして翌年、48歳で(裴松之の説では47歳)予言通りに没した。

「演義」では登場が早く、様々な逸話を紹介され、曹操に召し出されると218年の金禕(きんい)の反乱や魯粛(ろしゅく)の死を予言したが、10歳での出来事になってしまい、これは創作である。

拍手[0回]

PR

コメント

プロフィール

HN:
小金沢
性別:
非公開

P R