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夢想大蛇

三国志と日本戦国時代の人物紹介ブログです

三国列伝―その他・蘇飛  甘寧の恩人



蘇飛(そひ)字は不明
出身地不明(?~?)

~経歴~
黄祖(こうそ)の副将。
あるとき800人の食客をつれ甘寧が黄祖に身を寄せた。だが黄祖は甘寧を嫌い、冷遇した。
孫権と戦って敗走し、甘寧が凌操(りょうそう)を射殺したおかげで命からがら逃げられたことがあっても、甘寧への待遇は変わらなかった。
蘇飛は甘寧の力を認め、たびたび推薦したが黄祖の心は変わらず、それどころか人をやって甘寧の食客をてなずけ、その数を減らすことまでした。甘寧は亡命を考えたが、黄祖に襲われることを思い実行に移せなかった。
蘇飛は甘寧の気持ちをくみ「黄祖はお前を登用することはない。かくなる上はここを出ていき別のものを頼るがいい」と勧めた。だが甘寧には頼るあてがなく困っていると、蘇飛は甘寧を県令にするよう黄祖に進言した。
県令として赴任した甘寧は、散り散りになった食客を呼び戻して独立し、孫権に身を寄せることができた。

孫権は黄祖と蘇飛を宿敵として憎み、箱を二つ用意して二人の首を収めてやると意気込んでいた。ついに勝利し二人を捕らえると、蘇飛は甘寧に人をやり窮地を知らせた。
甘寧は「蘇飛に受けた恩を忘れるわけがない」と答え、祝宴を開いていた孫権の前で土下座し「蘇飛を助けてほしい。もし蘇飛が裏切ることがあれば、代わりに俺の首を切って箱に収めてください」と願い出た。
いきさつを聞いた孫権は感動し、蘇飛を助命してやった。
蘇飛のその後は不詳だが、関羽のもとで魏と戦った蘇非(そひ)というものがあり、同一人物と思われる。

このように甘寧という人物を語るうえで欠かせない人物であるが、蘇飛はあまり有名ではない。
やはり甘寧がらみでは、父を殺され、しかも同じ主君に仕え、若死にした凌統と立場がかぶり気味で、凌統のほうがより印象が濃いため、蘇飛の存在は薄れたのであろうか。

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