三国志と日本戦国時代の人物紹介ブログです。三国志の全登場人物を1日1人以上紹介中。リニューアル中のページは見られない場合があります
劉表(りゅうひょう)の臣。
劉表が没し、跡を継いだ劉琮(りゅうそう)は南下してきた曹操軍に戦わずして降伏した。
この時、王威は「曹操は劉備を退け、我が軍も降伏したため安心して備えを緩めています。兵を数千預けてくれれば、曹操を捕虜にしてみせましょう。曹操を捕らえれば天下も夢ではありません」と進言したが、劉琮はこれを退けた。
その後の王威の消息は不明である。劉琮に愛想を尽かし劉備のもとに走ったか、不穏分子として曹操に粛清されたかのどちらかだろうか。
「演義」では劉備の暗殺を狙う蔡瑁(さいぼう)の指示で、護衛の趙雲に「武勇伝を聞きたい」と申し出て、引き離すことに成功した。
劉琮が曹操に降伏後は「正史」のように大言壮語は吐かず、青州刺史へ転任する劉琮に付き従うも、于禁(うきん)に追撃され全員皆殺しにされた。