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夢想大蛇

三国志と日本戦国時代の人物紹介ブログです

三国列伝―その他・呂安  座布団と幸せを運ぶ



呂安(りょあん)字は仲悌(ちゅうてい)
出身地不明(??~262)

冀州牧にまで至った呂昭(りょしょう)の次男。魏の末期に酒と薬物に溺れながら清談を繰り広げた「竹林の七賢」と親交の深い人物。
七賢のメンバーである嵆康(けいこう)、向秀(しょうしゅう)と親しく、三人で野山で暮らしていた。
特に嵆康とは親友同士で、ふと相手のことを思い出すとたとえ千里の道を隔てていても、馬車を飛ばして会いに行くほどだった。

ある時、呂安が嵆康の家を訪ねると、兄の嵆喜(けいき)が現れ弟は留守だと応じた。
嵆喜は邸内に招じ入れようとしたが、呂安はそれを断ると門に「鳳」と書いて辞去した。
自分が鳳凰になぞらえられたと思い嵆喜は喜んだが、これは「凡鳥」を組み合わせた暗号であった。

262年(あるいは263年)、妻と密通したとして異母兄の呂巽(りょそん)を告発しようとした。
ところが呂巽は先手を打って弟を親不孝の罪で告発した。嵆康は呂安を弁護したが、かねてから嵆康を陥れようと企んでいた鍾会は、嵆康と呂安を讒言したため、揃って処刑されてしまった。

向秀は命の危険を感じたかそれを機に出仕を始め、魏・晋で重職を歴任した。
彼は「思旧賦」という作品を残しており、これはある寒い日の夕暮れに、昔の住まいを通りがかった時、どこからともなく笛の音が聞こえたため、嵆康や呂安と過ごした在りし日を思い出し、作ったものだという。

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