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夢想大蛇

三国志と日本戦国時代の人物紹介ブログです

三国列伝――その他・王允  剛毅さ、身を滅ぼす



王允(おういん)字は子師(しし)
太原郡祁の人(137~192)

~経歴~
「演義」では貂蝉を呂布にけしかけたジジイという印象しかないが「正史」では剛直の士として若い頃から活躍している。
黄巾賊の乱では官軍を率い、数十万の賊を降伏させる。
十常侍(じゅうじょうじ 皇帝に取り入って政権を握っていた10人の宦官)が黄巾賊と通じていた証拠をつかむが、十常侍に敗れ投獄されてしまう。
後に十常侍が殺され、董卓が都に入ると政治を任されるようになる。
董卓が長安への遷都を計画すると、王允は重要な古書を集めて、長安へと無事に移させた。王允のおかげで経書(孔子の広めた儒教の重要な書物)は現存すると言って過言ではない。
王允は董卓に服従したフリをしていたが、心の中では常に董卓を殺す機会をうかがっていた。
やがて呂布と密かに結び、ついに董卓の暗殺に成功する。

しかし呂布と王允はそりが合わない。王允は呂布をただの剣客としか見ていなかったし、せっかく董卓を殺したのに厚遇されず呂布は不満に思っていた。
正義感の強い王允は政権を握ると、妥協を許さない厳格な政治を始め、しだいに孤立していった。
その厳格さに、董卓の残党たちは恐れをなし「このままでは皆殺しにされる」と、ついにクーデターを計画。都を乗っ取ってしまう。
しかし王允は「自分の役目は国家を治めること。皇帝は幼く、私を頼りにしている」と逃亡を拒否。
董卓の残党によって処刑されたのだった。

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