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夢想大蛇

三国志と日本戦国時代の人物紹介ブログです

三国列伝――その他・左慈  魏王を翻弄した仙人



左慈(さじ)字は元放(げんほう)
廬江郡の人(?~?)

~経歴~
曹操の配下。仙術をあやつる。

宴会を開いたとき、曹操は「ここにはあらゆる珍味がそろった。だが長江のスズキだけが足りない」と言った。
すると左慈は、空のお盆に水を入れ、そこに釣り糸を垂れ次々とスズキを釣ってみせた。
さらに曹操が「スズキには蜀のショウガが合う」と言うと、左慈はすぐに買ってきましょうと言う。
近場で買ってくるのではと疑った曹操は「ついでに蜀に錦を買いに行った部下に、2つ余分に買ってくるように伝えてくれ」と命じた。出かけていった左慈はすぐにショウガを手に戻ってきた。
後日、蜀に行っていた部下が帰ると、ちゃんと錦を2つ余分に買ってきている。
事情を聞くと、左慈が現れ伝言をしていったのは、まさしく宴会の当日のことだった。

別の宴会のときのこと。左慈は壺を手に、100人の客に酒と肉を渡していった。
たった1つの壺の中から、100人分の酒と肉を取りだしたことに不審を覚えた曹操が調べさせると、倉庫にしまっておいたはずの酒と肉がすっかりなくなっていた。
不快に感じた曹操が左慈の逮捕を命じると、左慈は壁の中に消えてしまう。
やがて市場で左慈が見つかったという情報を聞き、駆けつけるが、市場の人々が全員、左慈そっくりになってしまい、どうしようもない。

さらに牧場で左慈を見つけたと聞き、行ってみると、今度はヒツジに化けて群れの中に隠れてしまう。
曹操が「もう殺しはしない。お前の術を試したかっただけだ」と言うと、一匹のヒツジが二本足で立ち上がり「どうして突然、許す気になったんだね?」としゃべった。
こいつが本物だと飛びかかろうとすると、他のヒツジたちも一斉に立ち上がり「どうして突然、許す気になったんだね?」としゃべりだした。

とうとう曹操は左慈の逮捕を諦めた。

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