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夢想大蛇

三国志と日本戦国時代の人物紹介ブログです

三国列伝―その他・許攸  驕れる者は久しからず



許攸(きょゆう)字は子遠
荊州南陽郡の人(??~204)

~経歴~
袁紹の参謀。曹操に寝返り官渡の戦いの勝利のきっかけを作った。

若い頃から袁紹、張邈(ちょうばく)とは親友だった。
霊帝(れいてい)を廃し、別の皇族を帝位に据えようとして失敗し、都から逃げ出した。
やがて袁紹も董卓の専横により都を追われると、その配下となった。

しかし200年、官渡の戦いでは進言をほとんど用いられず、不満を募らせた。そして許攸と同様に強欲な家族が法を犯して逮捕されると、劣勢だった曹操に降った。
許攸は淳于瓊(じゅんうけい)の守る烏巣に兵糧基地があることを伝え、奇襲させた。袁紹は兵を二つに分け、烏巣の救援と曹操軍の本陣攻撃に向かわせたが、どちらも失敗した。
捕らえられた淳于瓊は戦で鼻を失いながらも剛直に振舞ったため、気に入った曹操は釈放しようとした。
すると許攸は「彼は鏡を見るたびに恨みを思い出すでしょう」と言い、処刑させた。淳于瓊に私怨があったのかも知れない。

逆転勝利に貢献し、また旧友だったことから許攸は曹操にさえ馴れ馴れしく口を利き、自分がいなければ勝てなかったと放言したため次第に疎まれていった。
204年、審配(しんぱい)の守る鄴を落とした時も「曹操は俺がいなければこの門を出入りできなかったろう」と吹聴し、それを密告されてついに処刑された。

許攸はあの偽帝を僭称した袁術(えんじゅつ)にさえ「貪婪で淫蕩にして不純」と侮蔑されており、「ミスター貪婪で淫蕩にして不純」な袁術に言われるのだから相当なものだったのだろう。

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